Placemaking Lab for Livable Cities
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みんなのサードプレイス

こんにちは。野中です。早いことに、8月のナイトピクニックを終え、今年度は残すところ10月の実施のみとなりました。10月のナイトピクニックでも 「フレンズ」を募集しようと考えています。
私たちは、お手伝いしてくれるボランティアスタッフのみなさんを、親しみを込めて「フレンズ」と呼んでいます。
今回は、そんなフレンズに関するお話を書いてみようと思います。

今年のナイトピクニックから、フレンズのみなさんを対象に事前交流会を始めてみました。
ナイトピクニックがどんな企画なのか、そして、フレンズのみなさんに何をしていただくか、そんなことをお話しするのが事前交流会なのですが…自分で事前交流会を企画しながら、「これは交流会というより、説明会では…?」と気づいてしまいました。

ただ話をするのではなくで、みんなで何か一緒にできて、当日に向けてワクワクできることがあったらいいな~と考え、そこから生まれた取り組みが、スタッフTシャツづくりWSです。

フレンズや、リバーワークススタッフが当日着用するスタッフTシャツ作り。あらかじめ用意した無地のTシャツに、シルクスクリーンのキットを使ってナイトピクニックのロゴをプリントする。プリントできたら、ドライヤー&アイロンでひたすら乾かす。そんな作業の繰り返しです。

インクをのせて、それを伸ばして、乾かして。すべてを手作業でするので、1枚1枚プリントの色合いや場所が少し違ったり、時には、インクがびゅっと伸びてしまっているものもあります。20~30枚ほどを作っていくと、みなさん、どんどん上達していって、奇跡の1枚が完成したり。笑

「この奇跡の1枚は、誰の手に渡るのかな~」
そんなことを考えると、当日が一層楽しみになります。

フレンズのみなさんのようすを見ながら、しみじみ感じることがあります。
それは、普段関わることのないようなみなさんと、こうして同じ場で、同じワクワクを共有することの素敵さです。

仕事をしていると、つい目の前のことに精一杯になって、人との関わりが減っていってしまったり、家と職場を往復する毎日になってしまったり。私自身も、前職のときはそんな毎日を過ごしていて、日常の中にワクワクを見つけづらくなっていたように思います。

この東遊園地が、家でも職場でもない、新たなワクワクが生まれるきっかけの場になったら、自分の隣にいる人も、ちょっとだけハッピーになるかもしれない。
フレンズのみなさんの姿から、そんな学びをいただきました。

仕事をしている人、学校に通っている人、子育てをしている人、旅の途中の人。
この東遊園地が、いろんな人にとってのサードプレイスへと育っていくことを願って、今日も公園にいます。

10月のナイトピクニックも、ぜひ、ふらっと遊びに来てみてくださいね。

文/野中祐希