Placemaking Lab for Livable Cities
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リバーワークススタッフの何気ない一日

今回のプレイスメイキングについてのおはなしは、お天気のちょうどいい、何でもない、東遊園地の一日について書いてみようと思います。

8:30 URBANPICNICに出勤。
倉庫から座具を芝生広場にだし、公園を1週して、園内の様子を確認する。建物に戻り、アウトドアライブラリーのシャッターをあける。芝生広場側のベンチにカフェテーブルをだし、オーニングを広げる。建物の北側にある掲示板の情報の更新がされているか確認して、その日のレンタルスペースの予約を確認する。

9:00 今日のURBANPICNICの情報をSNSにアップする。
ちょうど、噴水広場の噴水が稼働しはじめて、噴水の音が聞こえてくる。いつも犬を散歩している人と、朝の挨拶をかわしたり、ゆっくりとURBANPICNICの1日がスタートする。

9:30 カフェスタッフさんが出勤。
朝のあいさつをして、今日の予定を確認したり、お天気の話をしたりする。公園での活動でお天気はとても重要な要素です。

10:00 カフェカウンターがオープンし、近所の保育園の子供たちが、カートに乗ってやってくる。
芝生で遊ぶ子供たちや、コーヒを片手にたたずむ人たちの姿をながめながら、その他のいろんな業務を進める。

12:00 ランチをする人たちで、公園が賑わってくる。
危険なボール遊びをする人や喫煙者がいないかなどを気を付けながら、園地で佇むひとたちを観察する。

13:00 ランチを終えた人たちが、公園から帰っていき、人がまばらになる。ゆったりした時間が流れる。

15:00 学校が終わった近所の子供たちが、ローラーブレードや自転車で公園に現あらわれる。
芝生広場をぐるぐるまわっている子供たちが多くなる。たまに、建物の近くで危険な遊び方をする子供に注意をしたり、何でもない話をする。

17:00 日が翳りだすと、ピクニックする人が、芝生広場にあらわれ。
色んな人のピクニックスタイルを眺めて、ほくそ笑む。

18:30 朝出した座具を倉庫に片づける。まだ使っている人もいるので、声をかけて回収することもしばしば。
一緒に片づけてくれる人もいたりして、その時はとても幸せな気分になる。

19:00 エンガワに出したカフェテーブルや看板を片づける。
掲示板を明日の情報に更新し、アウトドアライブラリーのシャッターを閉め、建物の戸締りをする。

こうして、わたしたちの1日は終わります。

朝は出勤すると、シルバー人材の方たちが‘水やり’や‘ゴミ拾い’‘落ち葉集め’、トイレの掃除をしてくれています。

月、水、金は神戸市造園協力会の方が芝生の水やりをしてくれています。

毎日、朝から晩まで誰かがこの公園で、なんらかの活動をしていて、その積み重ねが心地の良い東遊園地をつくっていて、みんな東遊園地のプレイスメイカーです。

こうした毎日の何気ない営みは、わたしたちにとって基本のプレイスメイキング。

わたしたちも「プレイスメイカー」であるという自覚をもち、今日も椅子や机をだしたり、しまったり、看板を書きかえたり、ゴミを拾ったりしています。

いつか、わたしたちの営みが、公園利用者の誰かに伝わり、朝、夕 仕事や学校帰りにちょっと座具を一緒に片づけよう!とかゴミを拾ってみよう!と手伝ってくれるそんなプレイスメーカー仲間がうまれたら素敵だなと思っています。

まだまだ2年目。3年目にはそんな小さなムーブメントが起きたらいいなと思い、今日もなるべくかっこよく、さっそうと椅子を片づけます。

プレイスメイキングは一日にしてならず
わたしたち、リバーワークススタッフの何気ない一日のおはなしでした。

文/岩田晶子