Placemaking Lab for Livable Cities
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プレイスメイキングの好きなところ

リバーワークスに合流して6年目。ボランティアの時から携わってきたプレイスメイキング。毎回学びや気づき、発見があり、人とのつながりがうまれて。おもしろい仕事だなと日々感じてます。

今日はこの前2024年4月に開催したGREEN MARKETについて、少し話してみます。

GREEN MARKETとは、神戸市中央区の都市公園「東遊園地」で毎年春と秋に開催するマーケット。花やみどりの生産者や園芸店が集い、植物と人との距離が近づけるプログラムを開催しています。

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2024年春のGREEN MARKET。企画を考え始めたのは2023年の年末ごろ。

2023年10月の開催を終えて、間もないころ。

よりコンセプトが伝わるようなコンテンツとして、どんなことができるか。これを考えるのに一番時間を割きました。

たどりついたのは「種」。

東遊園地のボランティアガーデンで採取した多年草の種を手すきの紙にとじこめて配布したり

固定種の種をもちよって種の交換会をしたり

シーズオブライフのジョン・ムーアさんのトークセッションを開催したり

興味関心の度合いに応じて、深度がライトなところからディープなところまで

ふれるきっかけをつくれたらとの思いで企画を考えました。

また、今回は以前よりも多い37の団体のみなさんが参画いただきました。

みなさんとどんなマーケットにしていくのか、生産者や出店者のお店を訪ね歩く時間は、とても大好きな時間です。

想いを伝え、相手のことや想いを知り、ブレストから出てくる、ふわふわとしたアイデアが打合せを重ねることで解像度があがっていく。

この過程が、結構好きです。

今回のマーケットでも、生産者さんや店舗の方を訪ねてまわり、たくさんお話できて楽しませてもらいました。この楽しさを当日来てくれたみんなにも知ってもらいたいなと。

数日前からGREEN MARKETを楽しみにしてくれていた人

たまたま通りすがった人

それぞれに、何か持ち帰ってもらえたらうれしいなと。

マーケット終了後に、出店者や関係者、来場者やスタッフなどから聞く言葉。

少しずつ成長しているように感じてます。

プレイスメイキングを実践する日々ですが、時には立ち止まり、じっくりと声を聞き、プロセスを楽しむことを忘れずにやっていきたいなと思います。

文/上戸了子