みなさん、こんにちは。リバーワークスの野中です。
先日、三宮駅から東遊園地に向かう途中、エスカレーターで前にいた大学生くらいの2人が、こんな会話をしていました。
「私、週2で東遊園地に行ってる。それで、芝生でただ寝っ転がって過ごしてる。」
「あ、じゃあ今日も今から行く?」
そんな彼女たちを横目に、私は足早に東遊園地へ向かいました。
これといった目的がなくても行きたくなる公園、東遊園地。今年は、その東遊園地が都市公園になって150年という節目の年です。
今では、多くの人がそれぞれ思い思いに過ごす風景が自然に生まれるようになりました。2023年のリニューアル以降、公園を毎日のように見ていると、人々が少しずつ「公園を使いこなす」ようになってきたと感じています。

公園を使いこなす人が増える。その人々が風景になる。
人が育ち、公園も育つ。
公園を育てるということは、きっと私たち自身も育っているということなのだと思います。
実は私は、リニューアル前の東遊園地を知りません。だから「この公園がどう育ち人々がどう変わってきたのか」それを知るには、残された写真や資料から当時のようすを想像するほかありません。
だからこそ、東遊園地の150年の歩みを紡いでいけるように、次の世代へと手渡せるように、一冊の本を出版します。
本の出版に向け、現在クラウドファンディングを実施しています。
この場所をともに育ててきた皆さんと、これからも公園の未来を描いていけたら嬉しいです。